オルニチンで睡眠の質向上!毎日の睡眠をより良いものにしましょう
オルニチンの睡眠の質改善効果
オルニチンの睡眠の質改善効果は次の通りです。
- 眠れないほどの疲労を解消する効果
- 「ノンレム睡眠」の延長効果
- リラックス効果を高める副交感神経の促進効果
この3つの効果について説明していきましょう。
オルニチンの疲労解消効果
睡眠不足になるほどの疲労感の原因は体内の有毒物質にあります。
それがアンモニアです。
オルニチンは肝臓の機能を高め、体内にあるアンモニアの解毒を促進させます。
アンモニアは体に対して悪影響を及ぼしてしまいます。
肝臓の機能が正常な時は、アンモニアがきちんと処理されるのですが、肝臓のキャパシティを超えるアンモニアの量は、肝臓の機能を低下させます。
この機能の低下が肝臓疲労と呼ばれ、肝臓に関与しているほかの器官にも疲労が伝わってしまいます。
これが眠れないほどに強い疲労感の正体です。
オルニチンを摂取して肝臓の働きを促進することで、疲労が溜まりにくい体を作り、睡眠不足を予防することになります。
オルニチンの「ノンレム睡眠」延長効果
オルニチンを使った睡眠に関する研究報告では、オルニチン摂取後数時間後に「ノンレム睡眠」の時間が増加したという報告があります。
ノンレム睡眠とは、脳全体の血流を低下させることによって、脳を休息状態にすることを指します。
要するに、脳が寝ている状態です。
反対にレム睡眠は、脳の一部が起きている状態です。
このノンレム睡眠とレム睡眠が交互に訪れることで、 私たちの脳は記憶の整理などを行います。
不眠、朝起きた時の眠気、眠った感じがしない、昼間に眠いといった睡眠に対する不満は、ノンレム睡眠の時間が短い、ノンレム睡眠の質が悪いなどが原因です。
寝付いてから90分後の一番最初のノンレム睡眠の質を向上させることで、睡眠全体のリズムを整えることができます。
ただし、オルニチンの効果は朝まで続くものではありません。
別の研究では、オルニチンを含んだサプリメントの摂取後、比較的短時間に効果が限られたとの報告もあります。
つまり、オルニチンを摂取してから数時間分の効果しかないので、ノンレム睡眠の質を向上させたい場合は、寝る直前にオルニチンを摂取します。
このようにして、入眠90分後の一度目のノンレム睡眠に備えることが理想的といえるでしょう。
このように、オルニチンは睡眠の質を向上させることができるのです。
オルニチンによる副交感神経機能の促進効果
オルニチンは、 副交感神経に間接的に働きかけて、細胞の修復を促進し、質の良い睡眠の実現につなげます。
質の良い睡眠の鍵は副交感神経にあります。
リラックス状態を促す副交感神経が夜間に優位になることで、睡眠の質をより高めることができるのです。
副交感神経には血管の拡張とホルモンの分泌増加を促進させ、血液に乗せてホルモンや栄養を運びやすくします。
また、血液にのせて老廃物の排出も行います。
このように材料と廃棄物を体のあちこちに運び、効果的に細胞の修復を行なっているのです。
オルニチンは、副交感神経の働きを阻害するストレスを調節します。
ストレスのコントロールには、コルチゾールが関与しています。
オルニチンには過度なストレスを軽減してくれる効果があることが証明済みです。
オルニチンを用いたストレステストの結果、オルニチンを摂取したグループでは、ストレスを感じた時に分泌されるホルモン「コルチゾール」の分泌量が減少していたという報告があります。
このようにして、オルニチンは副交感神経の働きを阻害するストレスを解消していくのです。
オルニチンは、 副交感神経に間接的に働きかけて、細胞の修復を促進し、質の良い睡眠の実現につなげることができるのです。
まとめ
オルニチンの睡眠の質改善効果は次の通りです。
- 眠れないほどの疲労を解消する効果
- 「ノンレム睡眠」の延長効果
- リラックス効果を高める副交感神経の促進効果
オルニチンの摂取でこの3つの効果を高め、睡眠の質向上を目指していきましょう。