必見!オルニチンの4つの育毛作用について徹底解説します
オルニチンの育毛作用
育毛作用については次の通りです。
- 「ポリアミン」の作用
- 成長ホルモン分泌
- ストレス軽減
- 肝機能強化
育毛作用を一つずつ詳しく説明していきます。
「 ポリアミン」の育毛作用
「ポリアミン」が育毛をサポートします。
オルニチンは体内でポリアミンと呼ばれる成分を作り出します。
このポリアミンには育毛作用が存在します。
実際にポリアミンを含んだ育毛剤やトリートメントが存在することからも明らかです。
ある研究では、ポリアミンを毛根にある毛乳頭と呼ばれる部分の細胞に添加することで、髪の毛の長さが長くなることが報告されています。
髪の毛にはヘアサイクルと呼ばれる成長のサイクルがありますが、そのサイクルの中でも特に成長期での成長スピードを向上させることができるのです。
さらに、別の研究ではポリアミンを含んだトリートメントを20代から60代の女性10名に使用してもらったところ、以下の3項目において87%が改善効果を示したという成果が出ています。
- 髪の毛のツヤの向上
- しっとり感
- 滑らかさ
上記3項目において改善が見られました。
このように、ポリアミンには育毛効果が存在することがわかりますね。
成長ホルモン分泌
成長ホルモンを分泌させることによって育毛を促します。
オルニチンと成長ホルモンは、無関係ではありません。
オルニチンは血中の成長ホルモンの濃度を増加させることが近年の研究で判明しています。
特にオルニチンなどのアミノ酸を含むサプリメントを摂取することは、運動後の成長ホルモンの分泌促進に効果があるという成果もあるのです。
成長ホルモンは人間の体の正常な発育と代謝、細胞の修復、体内の様々な機能の活性化を促す重要なホルモンです。
もちろん、髪の毛も細胞の一種であるため、髪の毛の成長には成長ホルモンが必要ということになってきます。
つまり、成長ホルモンの分泌が盛んであるほど、育毛効果が得られると言えるのです。
ストレス軽減
オルニチンはストレスと関係があります。
ストレスは育毛を阻害する要因です。
脳がストレスを感知すると、血管が収縮し体内をめぐる血流が悪くなります。
血液では髪の毛を成長させる栄養が運ばれていますが、血流が悪くなることで、頭皮や髪の毛に栄養が行き渡らなくなってしまうのです。
結果として、頭皮の栄養不足となり、髪の毛が育たなくなります。
久留米大学の研究では、健康な男女を対象にした実験で、オルニチンを摂取したグループはストレスが改善できたと報告されています。
これは、ストレスを感じた時に分泌されるコルチゾールと呼ばれるホルモンが関係しており、 この研究ではオルニチンを摂取したグループのコルチゾールの量に変化がありました。
このように、オルニチンはストレスを軽減し、育毛を阻害する要因を排除するという働きがあるのです。
肝機能強化
意外かもしれませんが、肝機能を強化することで育毛効果が期待できます。
オルニチンは成長ホルモン分泌促進効果がありました。
成長ホルモンは、肝臓での「IGF-1」と呼ばれるホルモンの分泌にも協力します。
この IGF-1は「発毛因子」とも呼ばれ、毛根を活性化させる作用があります。
肝機能要注意者9名と健常者1名を対象とした研究では、オルニチンを含むシジミエキスが、肝機能を改善する効果が確認できました。
このように、オルニチンが肝機能を改善させる効果が期待できます。
オルニチンは肝機能を改善することで、IGF-1を分泌させる環境を改善し、育毛効果を得ることができるのです。
まとめ
育毛作用については次の通りです。
- 「ポリアミン」の作用
- 成長ホルモン分泌
- ストレス軽減
- 肝機能強化
オルニチンのこの4つの働きによって、頭皮の育毛を促します。