オルニチンの疲労回復効果!肝臓の疲労にはオルニチンが効く!
疲労の原因は肝臓にもある
疲労は、体の使いすぎやストレスでその機能が低下し、正常に機能しなくなることを指します。
私たちが感じる「疲労感」は、疲労が蓄積して衰弱してしまう前に「体を休めなさい」と脳に送る信号の一種です。
体の各器官からの疲労感の信号を受け取った脳は、 各器官に対して疲労回復する指令を発信します。
疲労には、いくつかの種類があります。
- 筋肉疲労
- 眼精疲労
- 肝臓疲労
特に、「肝臓疲労」はある生活習慣が原因で引き起こされます。
その生活習慣とは例えば、食べ過ぎや飲み過ぎ、睡眠不足、ストレス、過度な運動などです。
こういった生活習慣は、肝臓の機能の酷使につながります。
肝臓の機能が低下すると、肝臓内で代謝や解毒と言った働きが十分に機能しなくなります。
代謝解毒の作用がうまく働かないと、 体内のエネルギーを管理できなくなる、 毒素の分解ができずに毒素が蓄積されてしまうなどの悪影響が及ぼされ肝臓疲労となります。
肝臓は体内の多くの器官とリンクしているため、肝臓の機能低下が体内の疲労につながってしまうのです。
オルニチンの疲労回復効果
オルニチンは疲労回復にとって重要な役割を果たします。
特にアンモニアとの関係が深いです。
アンモニアは、体内においてエネルギー生成の邪魔をし、疲労の原因となる毒素です。
このアンモニアが増加するのは、たんぱく質を過剰に摂取しアミノ酸を代謝するときや、過度な運動をした後などです。
このような生活習慣の悪化で、アンモニアは多く産出され、エネルギーの代謝を司る肝臓機能が低下します。
この肝臓機能の低下が、全身の疲労につながるのです。
オルニチンは有毒なアンモニアを無害な尿素に変換します。
この変換の流れは「オルニチンサイクル」とも呼ばれ、このサイクルを正常な状態に維持することは、全身の疲労の解消に重要です。
また、ある研究ではオルニチンを1日あたり800mgを3週間摂取した結果、疲労感の改善傾向が見られたとの報告がありました。
このように、オルニチンは疲労回復に重要な物質であることがわかります。
まとめ
疲労と疲労回復のしくみについておさらいしましょう。
生活習慣によってアンモニアが増加します。
アンモニアが肝臓のエネルギー生成の邪魔が原因で引き起こされるのが、肝臓の機能低下です。
この機能の低下こそが肝臓疲労であり、肝臓とリンクしている器官が多いことから、疲労が全身に伝わってしまいます。
これが疲労です。
オルニチンは、増加したアンモニアを無害な要素に変えることで、肝臓の負担を少なくし、疲労を回復できるのです。